24年度役員会

4月6日 第1回役員会を開催しました。

スローガン “絆” ~すべては明るい未来の為に~

平成24年度会長所信                武田喜胤

武田喜胤会長 平成24年度会長としての運営にあたることになりました、武田でございます。若輩者ではありますが、の為、地元大館の為、責任ある職務を全うする所存でございます。

まずは、昨年3月11日に起こった東日本大震災から1年余りが経過しました。今もなお、被災地はもとより日本中で復興に向けて日々前進していると思います。私はこの震災からの一年で日本人の確かな絆を感じることも出来た一年であったと思います。また、日本全体に目を向けると長期間にわたる景気の低迷、デフレ、円高、財政赤字、急速な少子化の流れ、生産年齢人口の減少と高齢者の増大、崩壊寸前の社会保障制度、構造的な問題と解決しなければいけない課題に直面するなかで、311東日本大震災と原子力発電所事故の発生により国家として大きな岐路に立っていると思います。また、地元大館に目を向けても不景気の流れは甚大であり、また生産年齢者が都心部へ移住することによる年代の空洞化、少子高齢化の先駆けとなる地域だと感じています。このような現下の混沌とした状況を打破し、豊かで住みよい郷土を作るために、責任世代となった我々青年が、創意と工夫、勇気と情熱を傾けて、新しい文化的創造をもち貢献する必要があるのです。

さて、今年度会長へ立候補するに当たり、是非行いたい事が四つありました。

一つ目は地域社会の健全な発展を図る活動の一翼を担い次代への先導者としての責任を自覚し地域の経済的発展の支えとなり新しい文化的創造をもって豊かで住みよい郷土づくりに貢献していく為には会員間の絆がもっとも大事だと考えます。会員間の親睦を深める為に会員交流事業を一つの柱として行います。

二つ目は豊かな郷土を築くために創意と工夫、勇気と情熱を傾ける為には、多くの意見を基に地域を支えていく必要があり、その為に多くの新入会員を募集し、また入会後、青年部の目的・役割を正しく理解して頂き、地域を支える青年経済人として活動し、善き友を見つける事が出来るよう努力する事を一つの柱として行います。

三つ目は、ジュニアエコノミーカレッジの本開催を実施する事です。昨年度開催したジュニアエコノミーカレッジを今年度から永続的に継続事業として行っていけるよう、今年度が基本となる年と考えます。ジュニアエコノミーカレッジ、略してジュニエコとはどんな事業なのか。ジュニエコは、販売するだけの単なるお祭りではなく小学生5年生6年生を対象とした商売体験を通した起業教育プログラムです。起業教育とは自ら課題を設定し、考え、解決する力を養う教育をいいます。音楽教育が必ずしも音楽家を育てる為の教育ではないように、起業教育も本来起業家を育成するための教育ではありません。子供たちは、起業という言葉や株式会社の仕組みなど分かっていなくても、この事業を通して「お客様に喜んでもらう事」「お金の大切さ」「仕事とは社会に役に立つ事」「チームワークの重要性」など、沢山の事を学ぶ事が出来るはずです。大人から教えられた知識やアイディアも大事ですが自らの経験や学習した知恵は、これからの人生の中でも、きっと大きな財産になるはずです。今、自信を持ち自ら考え行動するという事が出来ない子供たちが増えているように感じます。わが子も含めて、こういう子供たちに、いち大人として伝えていくことが重要と考えます。働く事ってすばらしい!と。地元大館って本当に素晴らしい!と。そう感じる子供たちが多ければ多いほど、地元大館の未来も明るいものになると信じています。地域の大人である私たちが地域の子供たちと絆を深める事が出来れば、こうであってほしいと思う気持ちを伝える事が出来れば、地元大館の未来は必ず明るいものとなると信じています。その為の良いプログラムとしてジュニアエコノミーカレッジがあると考え、本年度本開催を実施したいと考えました。今年だけで終わることなく未来に続いていく継続事業であると信じ、皆で取り組みたいと考えました。

最後の四つ目は、大館きりたんぽ祭りinドームへの関わりです。今年度10月に行われるきりたんぽ祭りの実行委員会への関わりや当日の大成功を目指し青年部としてバックアップしていく事を最後の柱とします。

本年度私が行いたい四つの事を紹介しましたが、基本は絆というキーワードになっています。こういう時だからこそ、我々は絆を再認識・再確認すべきではないでしょうか。

その為、スローガンを「“絆”~すべては明るい未来の為に~」としました。本年度様々な絆を深めあうことが出来れば、我々も、地元大館北秋地域も、今現在から明るい未来へと進む事が出来ると信じ、一年間全うする所存です。